SEO対策の正しい情報源
「宇宙人が攻めてきた!!」
もしこれがフォロワー数35人の大学生のツイートであれば、そっと閉じて昼ごはんのメニューでも考えればよいでしょう。しかし、これがホワイトハウスからの緊急声明であれば、地球がかつてない危機に直面していることを意味するかもしれません。
「誰が言うか。」
怪しい情報の信頼性は、すべてこれにかかっています。SEOに関する情報も同じです。検索エンジンの内部の仕組みは完全には公開されていないため、さまざまな憶測や誤解が広まることがあります。
巷に広まるSEOの誤情報
- ページランクが高いサイトは必ず上位表示される!
- キーワードの使用率は3%以内にするべき!
- バックリンクの数が多ければSEO効果が高い!
こうした話を信じている人がいまだにいるのは驚きです。しかし、これらはGoogleの公式発表によって誤りであることが明らかにされています。
1. ページランクの仕組みはすでに終了しています。
2. 文中のキーワードの数はSEOのランキング要因ではないとGoogleが明言しています。
3. 不自然なリンクはペナルティの対象となる可能性があります(Googleのガイドラインより)。
正しいSEO情報はGoogleの公式発表を確認する
では、何を信じればよいのでしょうか?答えはGoogleの公式発表です。
(1)Googleの公式ガイドライン
Googleは、検索アルゴリズムの詳細な内容は公開していませんが、基本的な方針や基準は公式ガイドラインとして提供されています。SEOの正しい知識を身につけるためには、市販の書籍よりもまず公式ドキュメントを読むことが重要です。
(2)Google社員によるアナウンス
Googleの検索アルゴリズムは頻繁に更新されます。新たな変更やベストプラクティスに関する情報は、Googleの公式ブログやYouTubeチャンネル、またはGoogle社員によるアナウンスを通じて発表されます。
- Google Search Central(@googlesearchc) – 公式X(旧Twitter)
- John Mueller(@JohnMu) – Google Search Advocate
- Google Search Console(YouTubeチャンネル)
その他の情報は慎重に判断する
SEOには「裏技」や「抜け道」があるかのように語られることがあります。しかし、それがGoogleの公式情報に基づかないものであれば、単なる推測に過ぎません。
もし「SEOの秘訣」を教えるという人が現れたら、こう尋ねてください。
「その情報の発信元はどこですか?」
その答えがGoogleの公式発表であれば、検討に値するでしょう。しかし、そうでない場合は、その情報の信頼性を慎重に見極めるべきです。
もしかすると、その情報は、大学生がSNSでつぶやいた「宇宙人が攻めてきた」という情報と同じくらい根拠のないものかもしれません。