メルマガを使って店舗ビジネスにリピーターを呼ぶ仕組み
国道14号線沿いのガソリンスタンドに給油のため立ち寄ったときのことです。
車を止めて、エンジンを切り、タンクの蓋をあけ、運転席を出たところで、女性のスタッフが近づいてきました。
「また、エンジンオイルかワイパー交換の営業かな。」
そう思って身構えましたが、彼女が提案してきたのは違うことでした。
「メルマガ登録をすれば、7円引きできますよ」
7円引き!!
最近安くなってきたとはいえ、ガソリン価格は相変わらず高いので7円引きは魅力的です。
しかも、5分も10分もかかる手続きではなく、空メールを送れば一発で登録できる仕組みだったので、30秒もかかりません。
断る理由は全くないので、私はその場ですぐにメルマガ登録を済ませ、7円引きでタンクを満タンにして帰ってきました
350円でリピーター客を獲得する
ガソリンはどこで入れようとも性能に違いはないので、これまで私はガソリンが無くなったら、そのとき一番近くにあるガソリンスタンドに立ち寄って給油してきました。
今後はそれをさせないために、このガソリンスタンドは、これから何度もメールを送信してくるに違いありません。
もちろん、送られてくるメールが、ただの宣伝メールならば私も無視しますが、恐らく、そのメールには数円引きの割引が提示されるはずです。
「3円引きするからうちで入れてください。
そう言われたら、私は、そのスタンドに再び訪問することになるでしょう。
よくよく考えてみると、7円引きといっても、50リッター入れてたったの350円です
ガソリンスタンドは、たったの350円で、顧客をリピートさせる仕組みを作ったのです。
メルマガは今でも効果的
最近、ウェブマーケティングの世界では、
「メルマガの時代は終わった」
「今は、ラインだ、フェイスブックだ、インバウンドマーケティングだ」
といったことをよく聞きます。
私は、そうは思いません。
確かに、一般人のメールの使用率は下がりました。
普段のコミュニケーションは、ラインがほとんどです。
しかし、メールの機能自体は、全ての携帯電話に、いまだに備わっています。
しかも、今普及しているスマートフォンは迷惑メールフィルタの精度が落ちたので、以前よりも、メールの到達率は上がっています。
(スマホに変えてから、迷惑メールが増えたと実感したことはありませんか?)
つまり、メルマガはまだまだ効果的だということです。
顧客のメールリストを持っていれば、来店して欲しい時に、ちょっとの割引や何かのオファーを提示することで、来店を促すことができます。
つまり、雨の日に、ただ黙って店の外を眺めながら、誰かお客さんが入ってくるのを待っていなくても、自分から顧客にアプリーチすることができるのです。
しかも、メルマガは送信するのにお金がかかりません。
もしあなたがまだメルマガを導入していないのであれば、すぐに検討するべきだと思います。