飲食店が検索されるキーワード・3つのパターン
飲食店のウェブサイトが検索されるキーワードは、ほとんどの場合、次の3つのパターンに分類できます。
(1)店名
(2)地域+業態
(3)地域+利用方法
それぞれ、ユーザーの検索の目的や、検索をしている環境が微妙に違います。
典型的なケースを次に見ていきましょう。
(1)「店名」で検索
検索例:「カフェ○×」「らーめん▼△」
お店の名前を直接検索する人は、口コミで聞いたか、雑誌の記事で読んだか、通りを歩いているときに看板をみつけて気になったか、とにかく、すでにお店の存在を知っていて、興味を持ってくれている人です。
しかし、すぐに来店するのではなく、先にメニューや価格、店内の雰囲気、営業時間などをホームページで下調べをして、気に入ったら、近々来店するつもりなのでしょう。
「店名」で検索する人は、最も来店意欲の高いユーザーだと考えられます。
店名で検索してもらうためには、口コミやウェブ以外の宣伝が重要です。
また、店名で検索してもらったときに、あなたのお店のホームページが検索結果の上位に表示されていることも大事です
(2)「地域+業態」で検索
検索例:「千葉駅+バー」 「千駄ヶ谷+うなぎ」「柏駅+スナック」
「地域+業態」の検索ワードは、今まさにお店を探している人が使うキーワードの典型です。
デート中のカップル。
小腹が減ったサラリーマン。
はしご酒をしているサラリーマン。
こんな人達が、外出中に手元のスマートフォンから、いいお店はないかなと、探しているのです。
この検索ユーザーを来店させるためには、料理のメニューや価格などはもちろん、お店までの地図、電話番号、営業時間など十分な情報がホームページに書かれていて、来店を決断させるアピールができていることが必要です。
(3)地域+利用方法
検索例:「柏+デート+食事」「葛西+結婚式二次会+会場」「水道橋+ランチ+貸切」
この検索ワードは、何らかの用途で飲食店を探していて、数日前から「下調べ」をしているときに使われます。
下調べである以上、候補となる地域も広く、他の多くのお店と比較しているので、あなたのお店を選んでもらえる可能性は高くありません。
しかし、高額のコース料理や、大人数の宴会を予約してくれる可能性が高いので、もっとも大きな売り上げを見込める検索ワードと言えます。
ホームページでは、このワードで検索するユーザーが求める情報を十分に提供するために、後述するランディングページを作ることが効果的です。
検索エンジンを使うユーザーは来店意欲が強い
飲食店の3つの検索パターンを紹介しましたが、いずれのパターンでも、検索エンジンから飲食店を調べている人は、近日中にどこかの飲食店でお金を使う可能性が高い人だとわかります。
実は、飲食店に限らず、どんな業種であっても、「検索エンジン経由のユーザーは購買意欲が強い」と言われています。
検索エンジンは、無料でお店の宣伝をしてくれて、購買意欲の高いお客さんを連れて来てくれるのです。
なんて素晴らしいのでしょう。ありがとうGoogle先生。
検索エンジンからのアクセスが売上に大きく貢献するのならば、そのアクセスをもっと増やしたいと思うのは誰でも同じです。
そのためには、重要なキーワードでの検索結果で、上位に表示されることが重要です。
調査によれば、検索結果1位のクリック率が16.72%であるに対し、10位のサイトのクリック率は0.38%にまで落ち込みます。
(CATALYST http://www.catalystsearchmarketing.com/pubs/google-ctr-study/)
検索結果に上位表示させることができれば、無料で、より多くのユーザーにホームページを見て貰うことができ、それが来店にも繋がります。
この検索結果の上位に表示されるためにやるべきことが、SEO戦略です。