飲食店のホームページを無料ブログで作ってはいけない理由
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アメーバ、ライブドアブログ、FC2ブログなど、無料ブログをお店のホームページ代わりにしているお店が結構あります
お金をかけずに、ネットで集客したいと言うことなのでしょうが、私はお勧めしません。
むしろ、無料ブログを使うぐらいなら、何もしないほうがマシという場合すらあります。
無料ブログには以下の問題があるからです。
(1)広告が入る
飲食店は料理やサービスはもちろん、お店の雰囲気やテーマも商品です。
しかし、無料ブログには、様々な広告が表示されてしまうので、お店の雰囲気が
ぶち壊されてしまいます。
ちょっとエッチな漫画アプリの広告が入っているイタリアンレストランのホームページを見て、そこをデートに
使いたいと思う方は多くありません。
有料プランに入れば広告を外すことも可能ですが、それならブログ機能付きのホームページを作っても同じです。
(2)自分でコントロールできない。
無料ブログを運営している会社はあくまで民間会社のサービスです。
将来的に、その会社の都合で、サービス停止になったり、利用規約の変更によってアカウントを勝手に凍結されたり、掲載内容を削除されることもあり得ます。
実際、今年に入って、ある無料ブログを運営する会社が違法コンテンツ問題で訴訟を起こされました。
そのケースは和解で解決しましたが、いつ同様の事件が発生し、大問題に発展する分かりません。
そんな自分とは関係のないことで、自分のお店の集客が左右されるのは危険な状態です。
(3)レイアウトを自由にいじることができない
無料ブログは、レイアウトを自由にいじることができません。
画一的なデザインで、お店の雰囲気を伝えることは難しいと言えます。
なお、HTMLとCSSの知識があれば、ある程度のデザイン変更は可能ですが、もしその能力があるなら、無料ブログを選択するメリットがありません。
普通に、自前のホームページを作ったほうがマシです。
(4)固定ページを作りにくい
飲食店のホームページには、料理のメニューや店舗情報、宴会予約の情報など、いつまでも変わらない固定されたページが必要です。
しかし、ブログは基本的に日記のように記事が流れていくので、固定ページを目立たせることができません。
これが結構致命的です。
ホームページならば、固定ページを作った上で、ブログ機能を付けて毎日のメニューやイベント情報を発信することができます。
(5)安っぽい
無料ブログの画一的なデザイン。
「人気ブログ」だとか「芸能人ブログ」だとかへのリンク。
関係のない広告。
http://ameba.とか、http://ameblo.とか入るURL。
何から何までが安っぽく感じられます。
(6)信用性がない
無料のホームページは、匿名で作ることができ、すぐに削除することも可能です。
何か問題がおきたら、すぐに逃げることができるという意味です。
そこに信頼性はありません。
あなたは、フリーマーケットで宝石を購入しますか?
屋台で宝くじを購入しますか?
無料ホームページでビジネスをするというのは、そういうことです。
(7)検索エンジンからのアクセスが集まりにくい
ホームページへのアクセスは、検索エンジン経由の割合が圧倒的に多くあります。
無料ブログは、検索エンジン対策(SEO)に不利な点がいくつかあります。
常連客のコミュニティとしては機能するかもしれませんが、検索エンジンからのアクセスがなければ、新規客を連れてくるという大切な役割を果たせません。
(8)独自ドメインが持てない
無料サービスでは、独自ドメインを持つことができません。
ドメインはネット上の住所です。これはインターネットという仕組みが消えない限り、いつまでも使い続けることができます。
グーグルもヤフーも、創業以来ずっと変わらず同じドメインを使用しています。
以上が、飲食店が無料ブログを使うべきではない理由です。