チラシやDMに「続きはウェブで」を作る指名検索SEOのテクニック
目次
もしあなたが自社のホームページを持っていて、さらに折込チラシ、ダイレクトメール、雑誌広告なども行っているのなら、このページに書かれていることは重要です。
続きはウェブで
商売を拡大するために広告は必須ですが、ほとんどの広告は、商品の説明をするにはスペースが小さすぎるのが問題です。
テレビCMなら15秒程度、新聞や雑誌広告ならば縦5センチ横10センチ程度、ダイレクトメールはハガキ1枚、チラシはもう少し大きいですが、それでもB5一枚の裏表。
その小さなスペースにメッセージを詰め込むと誰も読まない広告になってしまうし、簡単なメッセージだと言いたいことが伝わらない。
そんなジレンマに悩まされます。
それを解決するための常套手段が、「続きはウェブで」です。
これを「続ウェブ」と名付けましょう。
オフライン広告からホームページに橋渡しをする続ウェブは、誰もがインターネットで商品を調べる今の時代に必須の集客テクニックです。
インターネットに繋がっていることをオンラインと呼び、インターネット内に出稿する広告をオンライン広告と呼ぶ
オフライン広告はその反対で、インターネットに関わらない全ての広告を指す。
テレビCM、折込チラシ、ダイレクトメール、ポスター、駅張り広告、雑誌広告、新聞広告なども全てオフライン広告である。
「続きはウェブで」の作り方
では、続ウェブをするにはどうすればいいのか。
URLを広告に記載して直接打ちこんでもらうとか、QRコードを利用するとか方法はいくつかありますが、最も一般的なのは、特定のワードで検索してもらうことです。
オフライン広告とウェブを繋げる検索ワードを「ブリッジワード」と呼びます。
続ウェブを成立させるためには、ブリッジワードで1位に表示させることが絶対です。
せっかくユーザーが検索してくれたのに、そこに自社のウェブサイトが表示されていなかったら、ユーザーを怒らせてしまいます。
2位でも3位でもダメです。
1位に表示される。しかも、できれば間違えようがないぐらい大きく表示される。
それが必要です。
では、どうやって検索1位に表示されるブリッジワードを選べばいいでしょうか。
ブリッジワードの選び方
[ブリッジワード1].オンリーワン・ワードを使う
世界で唯一、そのページでしか使われていない”オンリーワン”の言葉をブリッジワードに使う。
これが、続ウェブの仕組みとしては、最も確実な方法です。
グーグルのアルゴリズムは優秀なので、世界に唯一しか存在しない言葉を使えば、その言葉を使ったページだけが検索にヒットするというわけです。
どういうことか。
実例を用意してみました。
「キスイダンメーラ」。
あなたは、この言葉をご存知ですか?
知ってるわけがありません。
なぜなら、キスイダンメーラとは、「ラーメンダイスキ」を後ろから読んだ造語で、世界に唯一、このページでしか使われていません。
試しに、検索エンジンで「キスイ・ダンメーラ」と入れてみれば、このページしか表示されません。
もし、あなたの会社名、商品、サービスが世界に唯一しか存在しないオンリーワードならば、それをブリッジワードに使えば問題は解決します。
しかし、これから新しいブランドを立ち上げるのならまだしも、既存の事業にオンリーワンワードをあてはめるのは、簡単ではないはずです。
というか、現実的には無理です。
そこで、次善の策となるのが、「複合ワード」です。
[ブリッジワード2].複合ワードを使う
様々な事情があって(大半の方はこちら)オンリーワン・ワードを作れない場合、複数のキーワードを繋げることでオンリーワンワードに近づけることができます。
例えば、「来来軒」という名前のラーメン屋を例にしましょう。
「来来軒」という店名は、老舗のラーメン屋にポピュラーな名前なので、オンリーワンには成りえません。
そういえば、ラーメン大好き小池さんが食べているラーメン屋の名前も「来来軒」でした。
実際、「来来軒」で検索すると、130万件を超えるウェブページがヒットしてしまいます。
このライバルを差し置いて1位になることは現実的に不可能です。
これでは、「来来軒」をブリッジワードにした続ウェブは成立しそうもありません。
こんなケースで使うのが複合ワードです。
例えば、「来来軒 + 品川2丁目」をブリッジワードにすれば、該当するページは一気に減ります。
もし、品川2丁目に来来軒が1軒しかなければ、難しいSEOなんか考えなくても、労せず1位に表示されます。
グーグルの仕組みがそうなっています。
では、品川2丁目に他の来来軒があったときはどうするか?
そのときは、別の複合ワードを使えばいいだけです。
[ブリッジワード3].長文を使う
複合ワードの応用で、長文をブリッジワードに指定するという方法もあります。
例えば、
「頑固おやじの二代目が作る品川の来来軒」
といった感じです。
検索ワードが長くなればなるほど、世界に唯一のオンリーワンワードに近づきます。
検索エンジンは類似の文章も検索結果に表示させるのでページを独占することはできませんが、十分な長さのユニークな文章ならば、簡単に1位表示が可能です。
複合ワードではしっくりこない場合は、長文の検索ワードをブリッジワードに指定しましょう。
リスティング広告
全く競合が存在しないオンリーワンワードならばいいとしても、複合ワードや長文をブリッジワードに設定した場合、検索エンジンのちょっとしたアルゴリズムの変動で1位に表示されなくなってしまうことがあり得ます。
そんな場合に備えて、該当のワードでリスティング広告を設定するべきです。
リスティング広告ならば、適切なブリッジワードにお金をかければ、間違いなくユーザーの目に留まるように表示されます。
キスイダンメーラとは
集客部による造語です。
「ラーメンダイスキ」を後ろから並べ替えたもので、それ以上の意味はありません。
キスイダンメーラの目的
世界で一つしかないキーワードを作り、検索結果にどのように表示されるかを実験することを目的としています。
キスイダンメーラの検索結果
この記事を書いている2015年7月11日現在、キスイダンメーラというキーワードで検索をしても、1件もヒットしません。